
「吐き気・下痢・お腹の痛み」で受診される方が増えています。
症状が似ているため混同されがちですが、食中毒と感染性胃腸炎には原因や予防のポイントに違いがあります。【食中毒】
食中毒は、細菌(腸炎ビブリオ、大腸菌など)やウイルスが付着した「食べ物や飲み物」を口にすることで起こります。夏場の高温多湿で菌が繁殖しやすく、十分に加熱されていない肉や魚、生ものの管理不足などが原因になりやすいです。 急な腹痛・下痢・吐き気に加え、発熱を伴うこともあります。
症状が似ているため混同されがちですが、食中毒と感染性胃腸炎には原因や予防のポイントに違いがあります。【食中毒】
食中毒は、細菌(腸炎ビブリオ、大腸菌など)やウイルスが付着した「食べ物や飲み物」を口にすることで起こります。夏場の高温多湿で菌が繁殖しやすく、十分に加熱されていない肉や魚、生ものの管理不足などが原因になりやすいです。 急な腹痛・下痢・吐き気に加え、発熱を伴うこともあります。
【感染性胃腸炎】
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌が直接体内に入り込むことで発症します。代表的なのが冬に流行する「ノロウイルス」ですが、1年を通じて発生します。人から人へうつることがあるため、家庭内や学校、施設で広がりやすいのが特徴です。吐き気・嘔吐・下痢・発熱に加え、全身のだるさを伴うこともあります。
◆ 共通する注意点◆
どちらの場合も怖いのは脱水症状です。特にお子さんや高齢の方は重症化しやすいため、こまめな水分・電解質の補給が大切です。 「症状が強い」「水分がとれない」「下痢や嘔吐が長引く」といった場合は、早めの受診をおすすめします。安心して夏を過ごすために、食事管理と手洗い・うがいを心がけましょう。